ある日、岸田政権の『異次元の少子化対策』についての討論番組を見ていました。
最近、テレビでも新聞でも【少子化】に関する話に触れる機会が多くなりました。
そこで、今回は少子化についてお話ししてみたいと思います。
私の子供時代
私が通っていた小学校は、1学年13クラスでした。
当時は1クラス45人だったので、1学年で500人を超える児童がいた訳です。
かたや2000年代に小学生時代を過ごした私の子供は、
1学年3クラス、しかも1クラス40人。
1学年の児童は、120人と私の世代の1/4程度。
改めて、子供の数が減っていることを実感します。
生涯無子率
【生涯無子率】という言葉をご存知でしょうか。
私は最近知りました。
文字通り子供を産まずに死んでいく人の割合です。
記事によると、無子率が高いのは1965年~1970年生まれとのこと。
この年代に『子供がいない』女性が多いという印象はなかったので、正直驚きました。
今言うと、100%ハラスメントになりますが、
私が20代の頃は女性の結婚適齢期は『24歳まで』と言われていました。
『クリスマスイブ』とか『クリスマス』が
結婚適齢期を過ぎた女性の隠語として使われていたくらいです。
今思えば非常に失礼な話です。
当時は育休制度も始まったばかり(1992年4月1日施行)なので、
働きながら子供を産み育てる女性に優しい時代ではなく、
結果子供を諦める人が多かったのかもしれません。
数学的には西暦3000年から3500年には最後の日本人がいなくなるそうです。
その頃に私自身は生きているはずもありませんが、
日本が冗談ではなく滅亡に向かっているのは間違いありません。
今の日本は
誰しもが何の不安なく子供を産み、育てられる国では決してありません。
無子率や未婚率の上昇もそれを物語っています。
子供が減れば必然的に人口も減り、国の衰退を招きます。
誰もがそんなことはわかっていても、
結婚する気になれない、子供を作りたくない、ほしくても作れない
そんな気持ちを抱えた日本人が増えるのは何とも悲しいものがありますが、
やはりそもそもの原因は国策にあります。
これだけ様々な物や建物に溢れ、
物騒になってきたとはいえ諸外国から見ればまだまだ安全であり平和で、
本来なら住みやすい国だったはずの日本が、
国別の幸福度は低く、確実に住みにくい国となりつつあります。
不満も多く、格差も拡がっている中、
日本人の多くは政治に無関心な人も多いです。
これからの日本がどうなってしまうのか、
個々が本気で考えていかなくてはならない時代になっていると感じています。