コロナ禍が明けて初めての年末年始、忘年会やら新年会と久しぶりにお酒を飲む機会が増えました。
会社や取引先の20代半ば~30代前半の若者と話す機会も多かったのですが、
最近、若者の間で、
『あえてお酒を飲まない』
価値観が広がりつつあるとの話を聞きました。
居酒屋に入ると
と言ってしまう私とは大きな違いです。
健康意識が高くなるとお酒をのまなくなるということでしょうか?
そういえば、行きつけのスナックのママも、趣味のゴルフに勤しむために健康意識が高く、お店ではプロテインもしくは、お酢系のノンアルコール飲料しか飲んでいるのをみたことがありません。
また、テレビでも、ノンアルコールや低アルコール飲料のCMが増えてきているように感じます。
英国の調査会社のレポートによれば
ビール販売量は、2027年までに年2%づつ減るそうです。
このペースが続くと仮定した場合、ビール市場は2050年代には2023年ベースで半減、ピークだった1994年ベースでは、90%減の規模にまで縮小する見通しのようです。
今時の若者には、お酒は必要ないのでしょうか?
今回は、Z世代のお酒離れとその背景について考察してみました。
健康意識の高まり
世代はインターネットやSNSを活用して情報にアクセスしやすい世代であり、健康やボディポジティブ、メンタルヘルスなどに対する関心が高まっています。
アルコールが健康に与える影響や、過剰摂取がもたらすリスクに対する知識が普及し、自身の健康を守るためにお酒を避ける選択が増えているのです。
社交活動の多様化
とくにコロナ禍以降、オンラインでのコミュニケーションや趣味や推し活等交流が多様化しており、あえてお酒で酔わなくても、趣味や推しの話で盛り上がれる人が増えているとのこと。
これにより、交流やコミュニケーションの場でお酒が必須事項ではなくなりお酒離れを加速している側面はあると考えます。
経済的な要因
Z世代は、高い教育費や住宅ローンの負担、雇用の不安定さなど経済的なプレッシャーを抱えることが多い世代です。
お酒は一定の費用がかかるため、経済的な理由からお酒を控える傾向が強まっているのかもしれません。
まとめ
Z世代のお酒離れは、健康意識の高まり、社交活動の多様化、経済的な要因など多くの要因が複合的に影響を与えていると言えます。
お酒の力を借りて、本音をぶちまけてきた世代としては、若者のお酒離れは寂しいかぎりです。
裏を返せば、今時の若者は、お酒の力を借りなくても、本音をぶつけることができるということでしょうか?
50代のおじさん世代も、お酒の力に頼ることなく、若者達が本音を話し易い環境をつくったり、若者の本音を汲み取ったりするスキルがますます求められていくのかもしれませんね。
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