新聞で
『【ゾンビ企業】コロナ前比3割増、昨年度18.8万社』
という記事を見つけました。
【ゾンビ企業】の定義としては、以下の条件を満たした企業で、
儲けた金額よりも利払いの方が多く、
補助金や金融機関による返済猶予で
食いつないでいる状態になっている企業のことを指すようです。
ゾンビ企業の条件
①営業利益や受取利息などの合計を支払利息で割った
「インタレスト・カバレッジ・レシオ(ICR)」が3年連続で1未満
➁設立10年以上
ICRが21年度まで3年連続で判明し、
かつ設立10年以上の企業が約9万5000社あり、
このうち【ゾンビ企業】に該当するのは12.9%だったことから
この案分を、帝国データで経営実態が確認できている全ての企業数(約147万社)に
当てはめた結果、
18.8万社
という数字が導きだされています。
実数ではなく統計上のデータになります。
事業価値がある企業は、M&Aやスポンサー企業を見つけて延命
もしくは経営刷新してリスタートのチャンスがあたえられます。
かたや、事業価値がない会社は助成金や返済猶予を止めて廃業へまっしぐら。
早期対応を求められるであろう企業に勤める人たちは、
どうなるのかとふと気になりました。
彼らは自分の勤めている会社が、
ゾンビ企業であることに気付いているのでしょうか?
収入よりも返済額が上回り、
多重債務を重ねることで支払いをかろうじて繋いでいる状態だった私はまさに
ゾンビ そのものでした。
もちろんその時は自分がゾンビ状態にあることなど意識したことはありません。
幸いにも、勤務する会社がゾンビ企業ではなく、
財務状況が健全な会社だったこと、
パートナーの厳しい指導で、収入の安定している間に、
債務整理の道筋をつけたことにより、
現在はなんとか人間に戻ることができました。
改めて、パートナーと弁護士Bには感謝しかありません。