こんな興味深い記事を見かけました。
私は会社で企業型確定拠出年金(企業型DC)は前からやってはいましたが、
ポートフォリオを見直すわけでもなく完全放置。
お金の勉強をするようになってから改めて見直してみると、
私が加入している企業型DCの中身は
いわゆる【ゴミファンド】と言われるものばかりで、
その中から少しでも手数料の低いまともなファンドはないか調べ直したりしたものです。
企業型DCは継続しつつ、パートナーの指導により、
つみたてNISAやiDeCoは債務整理が始まった後から始めたので、
まだ数年程度ですが、それでも始めて良かったと思っています。
パートナーが以前こんなことを言っていたことがありました。
パートナーと弟さんの兄弟仲が悪いわけでもなく、
投資と聞くと、投資をしていない人からしたら、
ギャンブルや金儲けみたいな印象を抱く日本人の普通の反応なのかもしれません。
国がいくら【貯蓄から投資へ】と謳っても、
投資をしたことがない人の、投資のマイナスイメージはそう簡単に払拭できません。
ですが、不思議なことに
投資は嫌がるけど、はるかに効率の悪い宝くじは買う。
IR(カジノを含む総合型リゾート)はギャンブル依存を懸念して反対するけど、
パチンコ依存が原因で様々な事件や事故、破産、家庭崩壊などがいくらでもあるのに、
そこは反対運動が起きない。
記事には【同調圧力に弱い日本人】の話もありましたが、
同調圧力だけでなく、変化も嫌う日本人も多いような気もします。
記事にも載っていましたが、有名な小話。
世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。しかし、乗客の数に比べて救命ボートの数は全然足りません。そこで、船長は乗客を海に飛び込ませようとします。
船長が各国の人を飛び込ませるために言った言葉とは?
●アメリカ人に対して
⇒「飛び込めばヒーローになれますよ」
●ロシア人に対して
⇒「海にウォッカの瓶が流れていますよ」
●イタリア人に対して
⇒「海で美女が泳いでいますよ」
●フランス人に対して
⇒「決して海には飛び込まないでください」
●イギリス人に対して
⇒「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」
●ドイツ人に対して
⇒「規則ですので海に飛び込んでください」
●中国人に対して
⇒「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」
●日本人に対して
⇒「みなさんはもう飛び込みましたよ」
ジョークとはいえ、国民性を見事に現していますね。
みんなが投資をするようになれば、
日本人の誰もが当たり前に投資をするのかもしれませんが、
投資は何も勉強せずに手を出して良いものとは思いません。
国も投資投資というだけでなく、
高校に限らず幅広い日本人が投資の理解を深められるような取り組みを
積極的にしていく必要もあると思います。
そうしなければ、投資に興味を持った人だけが自発的に勉強し、
興味を持たない人はいつまでも取り残されていき、
結果的に投資が広まらないことになるような気がしてなりません。
2022年時点で、NISA口座は1,144万口座も開設されているそうですが、
なんとなくNISA口座を作ったはいいが、
結局何も買い付けせず放置という口座が3割もあるそうです。
私からすればこんなもったいない話はないと思いますが、
よくわからないのに始められない気持ちも理解できます。
じゃあ自分で調べて勉強すれば?という話ですが、
興味がさほど無いことに大人が積極的に勉強する時間を割くとも思えません。
ただ、銀行の普通預金金利は年0.001%という超低金利。
そんな中、高いと言われるあおぞら銀行BANKでも年0.2%です。
(私も貯蓄用口座として利用していますが)
貯蓄ではお金は絶対に増えない世の中となっています。
また、過去の記事でも触れましたが、
キャッシュレスの普及率は30数%に留まっており、
未だ現金主義の方が圧倒的に多いわけです。
現金払いでは何のメリットも享受できません。
クレジットカードやデビットカード、
コード決済や電子マネーを利用することで得られるポイントや特典は、
特にこのインフレの世の中ではかなり大きいものがあります。
それでも頑なにキャッシュレスを導入しない人に理由を聞くと、
『なんか怖いから』と言われたことがあります。
周りでもキャッシュレスをしていない人が多いそうで、
やはりこれも同調圧力というものなのかもしれません。
元々マネーリテラシーが低いと言われる日本人すべてが、
【貯蓄から投資へ】のマインドに切り替われる日が本当に来るのかどうか
甚だ疑問ではありますが、
老後貧乏だけは嫌だけど、特にまだ何もしていないという方は、
そろそろ投資についての勉強を考えてみても良いのかもしれません。