2月6日付の日経新聞で、スポーツ指導者に対する戒めとして、
浜田 昭八氏が『暴力・暴言で指導気取るな』という記事を書かれています。
昭和の頃は、スポーツ少年だった自分自身の記憶もひっぱりだして考察します。
『昭和』の話を含みます。『昭和』については、↓の記事も参照ください。
昭和の自分を振り返って気づいたこと
最近、昭和の文化や風習について紹介し、
若者に『信じられない』と驚かせる(引かせる)ようなテレビ番組を...
私は、小学生高学年から高校生までは野球少年で、
それぞれの世代でそれなりに厳しい練習に明け暮れていました。
40年以上も昔のことなのに、未だにその練習風景を夢に見ることがあり、
いつも『よくあの辛い練習に耐えられたものだ』と我ながら感心すると共に、
改めて【野球が好き】だったことを思い出します。
私が青春時代を過ごした昭和50年代は、
それこそ『暴力・暴言』での指導は、ごくごく当たり前。
むしろ『優しく、論理的な指導者』なんて皆無でした。
若者の未来を行き過ぎた指導や、
暴力で閉ざしてしまうことが無いよう気をつけてほしいと心から思います。
練習中は水分を取るな。
当時は炎天下でも、練習中の水分補給は厳禁でした。
理由は、より汗をかいて脱水するからだったような気がします。
40年前は、真夏でも30℃を超えることは稀だったといえ、
よく熱中症にならなかったものだと感心します。
うさぎ跳びは足腰を鍛えるために有効
30段程度の階段をうさぎ跳びで駆け上がるのが、下半身強化の定番でした。
今では『百害あって一利なし』と言われており、
特に膝を中心とした故障が発生しやすいとされています。
スポーツ科学も然り、医療にしても芸術にしても、テクノロジーにしても
まさに日進月歩。
自分が常識だと思っていることも、いつの間にか非常識になっていることもあります。
情報弱者とならないよう、初老にさしかかった今も
常にアンテナを張っておく必要がありそうです。