最近、日本における【熱意ある社員】の割合が世界最低水準とのニュースを耳にしました。
ニュースによると調査した145カ国の中でイタリアと並び最も低かったとの事。
日本の【熱意ある社員】は、わずか5%しかいないそうです。
日本では、どうして
【熱意ある社員】
が増えないのでしょう…
私が働き始めた1980年代は、
【24時間働けますか?】
とか
【企業戦士】
という言葉が普通に使われるくらいでむしろ家庭を顧みず
【熱意ある社員】
の割合が高かった気がします。
働き始めて30数年。
その経験を踏まえて、まずは、世の会社員から熱意が失われていった原因について考察してみます。
原因について考察してみた
1.労働時間や労働条件について
長時間労働は、もはや日本の労働文化とは言え
労働者の健康や生活の質にも悪影響を与えているのは間違いありません。
30数年前は、企業戦士と言われ、長時間労働は当たり前でしたが、今や【企業戦士】は死語、辞書からも消えてしまったようです。
今時、そんな働き方をしている人は
【社畜】
と言われ、むしろ蔑まれる存在になってしまいました。
働きすぎによるストレスやワークライフバランスの欠如は、仕事への熱意を減退させ、
職場への愛着を低下させる要因の一つと言えます。
2.多様化の影響について
働くことの意義や価値観も多種多様になりました。
また、テクノロジーの進歩により、情報が可視化され、共有化されるようになり、他人の働き方や考え方を簡単に知ることができるようになりました。
人事考課制度改革の結果として成果主義が浸透し、終身雇用や年功序列など、昭和型の会社システムの維持も厳しい状況です。
また、会社への忠誠心より自身のキャリアアップの為というように、働き方に対する価値観も大きく変化しています。
職場への愛着心が希薄化するのは、ごくごく当然の結果です。
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