私は、30代から花粉症が酷くなり、
朝晩に抗アレルギー剤を服用するという毎日を送っています。
スギ花粉の飛散する2月から4月くらいまで、
抗アレルギー剤を服用し、マスクをする人は多いようですが、
私の場合は、スギ花粉だけではなく、ヒノキや稲にも反応するため、
365日の服用が必須という状況です。
幸いにも、鼻水や鼻づまりが主症状なので、
マスクを使うと症状がずいぶんと軽減されますが、
私が30代だった2000年代は、常にマスクをしている人間は少数派で、
日常生活の中で人の視線の圧を感じていました。
通勤電車での視線の圧の強さに負けて、
マスクを外し鼻水が垂れてくると、
ハンドタオルで素早くふきとって凌ぐなんて対応をすることも多々ありましたが、
今やマスクをしていない人が、変な目で見られるような世の中になったのです。
これほど人々の意識が反転するような事象を、過去に経験したことがありません。
1回目の緊急事態宣言が発令された時期には、
いわゆるマスク警察、自粛警察みたいな人々まで現れ、
行き過ぎた同調圧力が気になっていましたが、
まさか3年以上もマスクを外せない世の中になるとは思いもしませんでした。
私は、毎日のウォーキングを日課としており、約6~10キロ程度歩きます。
もちろん歩く時は一人ですし、話すこともないため、マスクを外しています。
まさに、すれ違う人々の視線の圧に抗いながらのウォーキングを続ける毎日です。
マスクの着用については、厚生労働省が以下の指針を発表していますが、
屋外ですれ違う人の8割以上はマスクを着用しているという感覚です。
コロナ禍が始まって3年以上が経過しました。
マスクの需要が急激に下がることで、メーカーの経営に大きな影響が出て、
いざという時にマスクが調達できないということが
2度と起こらないような対策は必要でしょうが、
そろそろ科学的知見に基づいて、
同調圧力を恐れず合理的な行動を行う人が
増えてもいいのではと思うのは私だけでしょうか。
マスクが人々の消費マインドにもフィルターをかけ、
前向きな消費行動が抑制され景気に盛り上がりをかく状況を
つくりだしているような気がします。
マスク着用の指針(厚生労働省ホームページより)
屋外
季節を問わず、マスク着用は原則不要です。
屋内
距離を確保でき、会話をほとんど行い場合を除きマスク着用をお願いします。