連日暑い日が続いていますね。
『暑い』と呟いたところで、涼しくなるわけではないのに、ついつい『暑い』と呟いてしまう今日この頃。
日本の夏は、どうしてこんなにも暑くなってしまったのでしょうか?
8月1日付けで気象庁が、7月の平均気温が過去最高となり、平年を示す基準値を1.91℃上回り、
統計を開始した1898年以降で最高となったことを伝えていました。
暑いわけです。
私が高校生だった1980年代までは、暑いといっても30℃を超える日は、めったになかったように記憶しています。
25℃は超えていましたが、まだまだ外で遊ぶことが可能な気温でした。
私の場合、夏休みは、山に海に、そのほとんどを外で過ごしていました。
40代以上の方々なら、ほぼ同じ感じなのではないでしょうか。
今回は、なぜ夏がこんなに暑くなっているのかについて、考えてみたいと思います。
気候変動の影響
近年の夏の異常な暑さは、気候変動の影響が大きく関与していると言われています。
工業化や大気汚染などにより、地球温暖化が進行しており、気温の上昇が見られます。
1980年代と比較して、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が増加したことで、
地表が冷えにくくなっているのも、その一因かもしれません。
都市化による「ヒートアイランド」現象
1980年代から都市化が進み、都市部の人口密度が高くなっていることも影響しています。
都市部は「ヒートアイランド」と呼ばれる現象により、建物やアスファルトの熱蓄積によって周囲の地域よりも気温が高くなる傾向があります。
このため、都市部では特に暑さを感じやすくなっているようです。
森林破壊と自然環境の変化
森林の伐採や土地利用の変化により、自然環境が変わりつつあります。
森林は気温を抑えたり、湿度を保ったりする重要な役割を果たしていますが、その減少によって地域の気候が変化しています。
1980年代に比べ、森林の減少が進んでいることが、夏の暑さに影響を及ぼしていると考えられます。
エネルギー消費とエアコン普及
夏の暑さに対処するために、エアコンの普及率が増加しています。
1984年には、54.6%(二人以上の世帯)だった普及率が、91.8%にまで上昇しています。
保有台数についても、保有世帯あたり平均3.11台と増えています。
エアコンは快適な環境を提供する一方で、大量の電力を消費します。
エネルギーの消費量が増えることで、地球温暖化に拍車をかける可能性があります。
1980年代と比べて、エアコン利用の普及率が高まっていることが、夏の暑さを増幅させている一因として考えられます。
まとめ
夏の暑さが増している背景には、気候変動の影響、都市化によるヒートアイランド現象、森林破壊、エネルギー消費とエアコン普及が絡んでいます。
1980年代と比較して、これらの要因が増加したことが夏の異常な暑さの原因と考えられます。
最近の猛暑は、人が作り出した環境変化の影響が大きく、まさに自業自得と言えるのかもしれません。
個人ができることは限られていますが、今後少しでも環境悪化のスピードを鈍化させるためにも、
省エネや自然と調和した生活を心がけることが、結果暑さ対策や家計の節約になりそうですね。
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