決して自分が所謂【プチ高所得者】であることを自慢しているわけではありません。
中途半端に高めな所得と、自分のマネーリテラシーの低さが故に、
個人再生せざるを得ないところまで行き着いてしまったのが私です。
今現在もパートナーからは毎月厳しいチェックが入り、
管理自体は自分でしているものの、
収支や貯蓄等全て把握されているので、
毎月何かしらの注意を受けています。
他者からすれば「パートナー、厳しすぎやしないか?」と
思われる方もいるかもしれません。
ですが借金を隠し、嘘もつき、パートナーからは相当罵倒もされましたが、
それでも私を見捨てずにいてくれました。
債務整理を決意して以降、自分のお金に対する考え方が大きく変わったのは
もちろん弁護士のおかげもありますが、
パートナーの影響は絶大です。
お金を使わないでも楽しく生活できることや
正しいお金の使い方を教えてくれたのはまさにパートナーでした。
パートナーと出会っていなければ、
今の自分はないと言っても過言ではありません。
![](https://oyaji-saisei.com/wp-content/uploads/2023/02/25244436_l.jpg)
今まで数回の結婚をしましたが、
借金をひた隠しにしていたことや、
お金に関する話を夫婦間で一切してこなかったこともあり、
今のパートナーの関係とは全く異なるものでした。
そんな自分ですが、
振り返ってみると本当にろくでもないクズだったなと改めて思います。
●見栄や優越感のためにブランド物で全て揃える
●ブランド物に限らず、何でも高級なものを選ぶ
●収支管理を全くしない
●嘘をつく(借金を隠す)
●何に対しても根拠なく楽観的
借金に悩む方には同じように該当することがあるのではないでしょうか。
![](https://oyaji-saisei.com/wp-content/uploads/2023/02/25253030_l-scaled.jpg)
まだ借金がバレていなかった頃、
初めてパートナーが私の部屋に来たとき、
シューズクロークを見たパートナーがどん引きしていました。
更にクローゼットのスーツやネクタイの量にもどん引き。
借金がパートナーにバレ、引越をすることになったとき、
パートナーからは徹底的な断捨離を強いられました。
スーツやネクタイ、バッグだけでなく、オフのカジュアルな服や小物に至るまで、
本当に必要なものだけを残して、後は全て処分するように命じられました。
その時は激しく抵抗したものですが、
結局かなりの量を断捨離することになりました。
ですが、不思議なことに未だに何も困っていません。
![](https://oyaji-saisei.com/wp-content/uploads/2023/02/25283262_l-scaled.jpg)
また、収支管理するようになってから、
お金を使いたい、買い物したいという気もすっかり失せ、
目標を持って貯蓄や投資をするようにもなりました。
あっさりと生活のダウンサイジングに成功しましたが、
これも結局は債務整理がきっかけなので、
債務整理をしていなければ、愚か者の私ですから、
なかなかダウンサイジングには至らなかったかもしれません。
今は誕生日やクリスマスに限り、
パートナーがちょっと良い物を贈ってくれるのが一番の贅沢です。
もちろんイベント事には私も何か贈りますが、
パートナーは高価な物を要求してくるような人ではないので、
(ホントにほしい物は自分で買うからいいと言われます)
ささやかに祝う楽しみを知ることもできました。
一見裕福そうにも思えるプチ高所得者ですが、
税金はがっぽり取られますし、実際の手取りはさほど高くはありません。
そのため、少し高収入だからと
生活のランクを何でも上げて、高い物件に住み、
浪費を繰り返せばあっという間にお金は底をつきます。
家計は火の車にも関わらず、
一旦上げてしまった生活水準はなかなか落とすことはできません。
自分には収入がある、
また稼げば良いだけという短絡的かつ楽観的な思考が働き、
止まらない浪費のループに陥り、
貯蓄がないどころか、借金まで背負う羽目に…というのは
私に限った話ではないのかもしれません。
とはいえ私の場合は債務整理までしましたから、
最悪の一例ですが・・・。
![](https://oyaji-saisei.com/wp-content/uploads/2023/02/2408696_l-1-scaled.jpg)
この年になってようやくお金とまともに向き合い、
老後に向けた取り組みを行えるようになりました。
少々遅すぎるかもしれませんが、
それでも何もせずに浪費を繰り返す生活を送り続けることを考えれば
はるかにマシだと思っています。