以前、『デジタル給与払い開始』というお話をしました。
今回もデジタル化にまつわる話をしてみます。
『デジタル給与払い開始』については↓の記事を参照してください。
サービス開始から20年以上経過した【ADSLサービス】が、
1月31日をもって終了となりました。
ADSLは、既存の電話回線を利用し光回線のように訪問工事が必要なかった為、
2000年代に爆発的に普及しました。
私もそのタイミングで自宅通信環境をADSL化し高速化の恩恵を受けた一人です。
現在30歳以上の方であれば、
ソフトバンクが駅前等でADSLモデムを
大々的に配っていたのを覚えている人も多いと思います。
今回のADSLサービス終了は、NTTが電話交換機を使用したアナログ回線から、
IP網を利用した光回線に移行することが原因です。
その他の社会インフラについても、
・導入から数十年が経過していること
・世界標準から大きく外れ、いわゆるガラパゴス化し需要が見込めなくなったこと
・同類サービスとの競争に勝てず採算性が悪化したこと
からサービスの終了が相次いでアナウンスされています。
終了もしくは終了予定のサービスをまとめてみました。
2023年2月時点で終了 もしくは終了を予定しているサービス
・ADSLサービス 2022年1月
・3G携帯電話(au) 2022年3月
・3G携帯電話(ソフトバンク) 2024年1月
・3G携帯電話(DoCoMo)2026年3月
・iモード 2026年3月
・CD・DVD買取(ゲオ)2022年9月
・動画配信GYAO! 2023年3月
サービスを乗り換えるタイミングは、固定費見直しのチャンスです。
本当に自分に必要なサービスかどうかを見直して、
固定費のスリム化を図ると良いと思います。
私自身も、固定費も変動費も弁護士やパートナーから厳しい指導を受けて
何度も見直し、現在に至っています。
はじめは削れるところなどない!と本気で思っていましたが、
見直してみると出るは出るは・・・。
最近、昭和を代表する有名人の訃報にふれることが多くなりましたが、
昭和が終わって30数年が経過し、
昭和後半に働き盛りだった人たちは、軒並み50代後半以上になりました。
若かりし頃に流行った物が時代と共に廃れていくのは仕方の無いこととはいえ
いよいよ『昭和は遠くになりにけり』
一抹の寂しさを感じる今日この頃です。
日経新聞電子版2020年8月19日 抜粋
テレワークを阻む自宅ネット回線 いま見直すポイント
テレワーク成功の勘所(13)
自宅のルーターや接続回線がテレワークの阻害要因になることも
新型コロナウイルス感染の「第2波」を警戒し、在宅勤務の指示を改めて出す企業が増えている。それに伴い、自宅でウェブ会議ツールを使う時に遅れを感じる人が目立ってきている。自宅のインターネット接続環境を見直さずに古いサービスを使い続けている場合はもちろん、高速通信を売りにする光回線のサービスでも性能問題は起こり得る。
- 【前回記事】
- ウェブ会議「私だけ遅い」 社内の怪奇現象の正体
「無料です、どうぞお持ち帰りください」。ソフトバンクが家庭向けモデムを町中で配ってから15年超。一世を風靡したADSLサービスが今、テレワークの阻害要因になっている。
ADSLは電話回線を活用した常時接続型のインターネット接続サービスだ。接続時間に応じて通信量が高くなる従量制サービスの常識を覆し、2000年代前半に爆発的に普及した。通信速度は毎秒1メガビット超と、当時としては最先端の高速サービスだった。
2020年の今、光回線を利用した接続サービスは多くが最大で毎秒1ギガビットだ。ADSLも進化してきたが、それでも通信速度は光回線の20分の1ほどにとどまる。ウェブ会議ツールを使って顔の映像や資料などを双方向でリアルタイムにやりとりすると、ネット回線がボトルネックになってしまう。
速度以外の問題もある。通信事業者によるADSLサービス終了の時期が近づいているのだ。NTT東日本とNTT西日本は23年1月末に「フレッツ・ADSL」を一部エリアで終了すると発表済みだ。対象となるのは光回線サービス「フレッツ光」の提供エリアである。無料モデムで話題をさらったソフトバンクも、24年3月末にサービスを終える計画だ。ADSLの「2023~24年問題」を控え、利用者は光回線などに乗り換える必要が生じる。