『コロナの影響で通勤・通学時間が首都圏では10%以上も減った』とのニュースを見ました。
私に数回の離婚歴があることは、プロフィールに明記している通りです。
もちろん、離婚、再婚だけが理由ではありませんが、
これまでに十数回の引っ越しを経験しています。
通勤時間について
地方都市で暮らしていた時は、自治体そのものの規模が小さいため、
引っ越し前後で通勤時間に大きな違いはありませんでした。
公共機関を乗り継ぐ必要もなく、
通勤時間は会社までのドアtoドアで30分前後だったと記憶しています。
ところが、首都圏の場合は住む場所で通勤時間は大きく変わってきます。
通勤時間が一番長かったのは、八王子から23区内に通っていた時で、
電車の乗車時間が正味約70分でした。
少しでも楽をしようと八王子駅始発の電車に乗ろうとすると、
駅までの徒歩&電車の待ち&乗り換え時間含めると、通勤時間は片道約110分程度。
会社までの往復で、約4時間も消費していたことになります。
今考えると、もったいない話ですが、貴重な読書の時間でもありました。
時代小説にハマり、佐伯泰英氏の【密命シリーズ】等を読み漁っていたのはこの時期です。
余談ですが、ニッセイ基礎研究所によると、
通勤時間が長いほど「幸せ」を感じにくくなるそうです。
特に、通勤時間が1時間半以上かかる人は
満員電車や遅延、車の渋滞などのストレスを受ける機会が多く、
幸福度が大幅に下がるらしいです。
通勤時間が片道2時間あると、肉体的にも精神的にも疲労が溜まり、
仕事のモチベーションや、休日の過ごし方にも悪い影響が出て、
うつにもなりやすいとか。
それは言わずもがなですね。
長い通勤時間は生産性も大幅に下げると思います。
30分以内が理想だと私は思います。
通勤ラッシュについて
2016年の都知事選において、現知事でもある小池さんが
『満員電車をゼロへ。時差出勤、2階建通勤電車の導入促進』という
実現が困難と思われることを公約として掲げていました。
はからずもコロナ禍の影響で、
2021年時点の東京圏主要区間の平均混雑率は、
163%→106%まで下がりました。
時差出勤よりも一歩進んだリモートワークも浸透しました。
2016年当時と比べると、日常が大きく変わったのです。
特に県・市をまたいだ人の移動が多かった首都圏では、
2021年の平日の通勤・通学時間が全国平均の倍以上減ったようです。
私の就業している会社では、コロナ禍においても出社が原則ということもあり、
直接リモートワークの恩恵に預かることはできませんでしたが、
通勤・通学する人が減ったことで通勤が楽になったことは実感できます。
リモートワークが浸透し、コミュニケーションが薄れてしまうのは問題ですが、
通勤時間は引き続き減ってほしいと思うのは、あまりにご都合主義でしょうか。