2019年にいわゆる『老後2,000万円問題』が話題となって以降、
定年退職時には資産が2,000万円は必要だと思い込んでいたところがありました。
以前『老後2,000年問題を考える』でもお話しした通りです。
↓の記事を参照してください。
1月25日付の日経新聞に『老後はお金があれば幸せか』という記事を見つけました。
フィンウェル研究所が行った60代の生活満足度調査の結果で、
満足度を生活全般、仕事・やりがい、健康水準、人間関係、資産水準の
5つの側面で調査したものです。
その中で、資産水準に関する満足度が、
「満足できない」から「どちらともいえない」を超えて、
「満足できる」の側に移るのが資産水準で2000万円のところにあったそうです。
記事では、
多くの60代が2000万円を資産水準の満足度の分岐点、目標点と考えているように映る。2019年の「老後2000万円問題」が、今の60代の保有資産に対する価値観に刷り込まれていないだろうか。
と懸念しています。
私自身、60歳時点の資産水準を2,000万円を目標にして計画していました。
パートナーにマネーリテラシーについて鍛えられ、都度家計の見直しを行い、
65歳までのライフプランについても家計見直しのたび修正しています。
計画を立てるという点に関しては、
数年前に比べて相当レベルアップしたと自負していますが、
肝心なことはその実行性です。
61歳以降も、現時点での生活水準を維持したければ、
最低月5万円程度の不労所得が必要です。
不労所得分でつみたてNISA等の投資を継続できれば、
計算上61歳以降も資産の積み上げが可能になります。
上記条件で、シミュレーションを行うと、
65歳時点で約2,000万円の保有資産を確保できる計算となります。
現時点で不労所得の目処がない状態で立てたライフプラン、
それこそ捕らぬ狸の皮算用となることなきよう、
本ブログを不労所得獲得の種とできるよう
まめな更新に努めていきたいと改めて考えさせられました。
お金がなくても幸せな老後を過ごされている方もいるとは思いますが、
私はお金で大失敗を侵した人間です。
老後までお金に苦労する日々を過ごしたいとは思いませんし、
お金がないことで不安を感じる生活をもう二度と送りたくはありません。
もちろん分不相応な贅沢も望んではいませんが、
老後は目の前に見えている現時点で、やれるだけのことはやって、
人並みに安心して老後を過ごしていきたいと思っています。